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赤痢アメーバ症(せきりあめーばしょう)

赤痢アメーバ症は、腸に寄生する赤痢アメーバという原虫が原因となって引き起こされる感染症です。

何らかの形で口から体内に入り、体内に入った赤痢アメーバは大腸内で増え、
大腸の粘膜を壊し潰瘍を作り「アメーバ性大腸炎」を引き起こします。

感染してもこの症状が現れるのは5~10%程度で、
症状が出ずに感染している場合がほとんどと言えます。

また大腸炎の症状がある人のうち約5%で、
腸の外へ病原体がばらまかれ肝臓・肺・脳などで重い症状がでます。

このうち肝臓に膿が貯まる肝膿瘍が最も多くみられ、
これを「アメーバ性肝膿瘍」といいます。

また、赤痢菌が原因の「赤痢」は別のものです。

症状

アメーバ性大腸炎とアメーバ性肝膿瘍によって出てくる症状が違います。

アメーバ性大腸炎の症状

便
ひどい下痢
いちごゼリー状の粘液血便がでる
腹部
排便時に下腹部が痛い
腹痛のある頻回な便意があるが
排便は少量ずつか全く出ない(医療用語:テネスムス)

アメーバ性肝膿瘍の症状

腹部
上腹部が痛い
体全体
ひどい寝汗をかく
熱がある(多くは38℃以上)
全身のだるさ
嘔吐
体重が減る
のど
乾いた咳
右肩甲骨部の痛み

潜伏期間

数日~4ヶ月(通常2~4週間)

感染原因

感染者の便に赤痢アメーバが生息しています。
性行為(主に肛門と口の接触によるもの)や何らかの形で飲食物に付着した
赤痢アメーバが口から進入し、大腸・直腸・肝臓に寄生することで発症します。

  • 性行為
  • 汚染された飲食物の飲食

対処・対策

赤痢アメーバ症は感染していても症状が軽いことが多く、全身の状態が良い傾向にあります。
しかし、放っておいても直りませんし、
放っておくことで慢性化し、再発しやすくなります。

心当たりのある方は慢性化する前に
泌尿器科、性病科などのある病院、クリニックで診てもらうことをおすすめいたします。

心当たりのある方は医師にその旨を伝えること

診てもらった際に『赤痢アメーバ症かも』と心当たりがある場合は、
医師にその旨を伝えることをおすすめします。

症状も他の大腸炎と似ているものも多く、他の大腸炎と間違われて診断され、
ステロイドを投与されたり、効果の無い抗菌薬を続けて使用してしまうと
腸に穴があいてしまい重い病気になってしまうこともあります。

この後どうしますか?

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